EDについて
ED(勃起不全)とは、Erectile Dysfunctionの略で勃起機能障害の事を言います。
性交時、十分な勃起が得られない、勃起が維持できない為、満足な性交が行えないという症状があります。
また、EDは完全に勃起しない状態と捉えがちですが、勃起までに時間がかかる事があれば、EDの疑いがあります。
EDの原因
EDは年齢に関係なく若い人でもなります。
毎日の生活パターンがEDの原因に。
EDの割合は年齢を重ねると確かに高くなります。しかしながら、最近では年齢のせいだけではないという事が分かっています。
ストレス社会で生活をすれば、知らないうちにストレスを溜めていたり、不規則な生活や偏りがちな食事を続けていたり、
運動不足、連日のお酒の飲み過ぎ、または、喫煙など日々の生活パターンが原因となり起こる事が多いのです。
また、EDになるリスクが高い方は高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の方が多いと言われます。
動脈の拡がりが不十分だとEDに。
脳から性的刺激の信号が神経を通して陰茎に伝わると、陰茎海綿体の動脈が拡がり血液が流れ込みます。正常に勃起している状態がこれにあたります。血管に動脈硬化など障害があると、陰茎海綿体の動脈が拡がらず、十分な血液が流れ込まない為、勃起しない、満足な勃起を得る事が出来ないという症状がおこります。生活習慣病になると、EDになるリスクが高くなるのはこの為です。
EDになりうる原因
Point1 心理的な原因
心理的な要因として、ストレス、不安、うつ、など心理的な原因からEDになる事があります。年齢で言えば20代~40代の若年層に多いようです。
Point2 加齢
加齢により、糖尿病、高血圧など生活習慣病にかかる人が多くなる事から、年齢が上がるに連れEDの割合が増えております。
Point3 神経系の障害
脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、アルツハイマー病などは、自律神経障害を起こすので、EDの原因となります。
Point4 手術や外傷
事故などにより、脊髄が損傷しEDの原因になる事もあります。 また、前立腺がん、膀胱がん、直腸がんなどによる、手術でその周辺にある神経、血管を損傷し、EDになる事もあります。
Point5 その他
泌尿器科系の前立腺肥大などの疾患、腎不全、陰茎の先天性の疾患はEDの原因になります。
Point6 薬剤
服用している薬剤によりEDを引き起こす事もあります。 よく知られている薬剤として、中枢神経、末梢神経、循環器系、消化管などに作用する薬剤などがあります。
EDの治療法
EDの治療や診察は医院により異なりますが、一般的には簡易的な問診票に記入をし、心臓などに異常がなければ、ED治療薬による治療が開始されます。現在、数種類のED薬が販売されており、患者様に合った選択ができるようになっております。
EDのセルフチェック
EDはセルチェックができます。下記のセルフチェックより症状をご確認下さい。
- セルフチェック-IIEF(国際勃起機能スコア)
- セルフチェック-EHS(勃起の固さスコア)